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2014/02/03

Kingdom Rush(キングダムラッシュ)レビュー

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 闇の軍団から王国を守るために戦うというストーリーから始まるTD(タワーディフェンス)のKingdom Rush(以下KR)がAndroid、iOSと続き、ついにSteamにて配信されたということで早速プレイした。完全クリアまでは25時間ほど。

日本人にはやや見慣れないタッチのデザインだ


 元々KRはアイテム課金型の無料フラッシュゲームとして登場した。
 旧来のTDゲームは「クリアできそうでできない」という難易度を維持することに重きを置いており、自由度が少なく、タワーを配置して、敵がゴールまで進むのをただ眺めている、といったような作りのものが多かった。プレイヤーにとって、その作りは常に辛らつで、TDというゲームジャンルを退屈だとか、単純なものと捉えるユーザーがいるのもうなづける。
 KRが旧来のTDとは隔絶している面は、その退屈さや単純さが非常に小さい部分にある。端的に言ってしまえばKRは“優しい”の一言に尽きるのだ。

敵も味方もコミカルながらよく動く


 例えば特殊な能力を持ち、自由に再配置可能なヒーロー達。どんな敵もほぼ瞬殺可能な隕石落としや、通常のアップグレードとは違う恒久的なタワーの強化など、TDとして成立しているのかと疑問にすら思うほど、プレイヤーライクなアシストが多く、ゲームの爽快さは心地よい。TDとしては情報量が多く、巨大なボスなど、豊富な敵がいて、豊富な遊び方があり、豊富なステージがある。チュートリアルもあり、英語ながらもプレイは単純だ。
 クリアするだけなら半日も掛からず、ものの数時間ほどでクリアできてしまうだろう。

 もちろん、通常のバランスでは満足できないプレイヤー向けに作られた難易度も存在しており、それらはクリアすることで、微小ながらも快適にプレイを進めるための得点を与えてくれる。

戦闘中のアップグレードとは違い、こちらは永続的なアップグレードになる


 この記事を書いている段階では、以前のような課金システムは、まだ見られない。またモバイル版で導入された“ショップ機能”も存在しない。しかし、課金によってアンロックされていた一部のヒーローキャラクターが、ゲームを進めることで使用可能になるなど、微妙な変化は見られる。

 以前のKRを堪能したという場合や、 モバイル版を購入したプレイヤーには“うまみ”は少ないかもしれない。しかし、TDに初めて触れるという人や、通常の課金より安くつくと考えるユーザーには、KRの値段とその面白さは魅力的に映ることだろう。


没入感:低い
ストーリー:非常に低い
グラフィック:普通
戦闘の魅力:高い
リプレイ性:やや低い
PC負荷:非常に低い
問題:ひとつ難易度があがるだけで苦しくなるプレイ感。
総合:6/10

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