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2015/02/16

Besiege(ビシィージ)レビュー

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 Besiegeの早期アクセスがSteamにて公開されたため、早速プレイした。早期アクセスではあるものの、レビューをしたいと思う。

 プレイ時間は11時間ほど。ボクセルライクな兵器シュミレーター。
 ゲームの流れとしては自由にパーツを組み合わせて、建築物の破壊や、地雷原を駆け抜けるなどの目標をクリアするための兵器を作る、というものになる。


UIやチュートリアルなどとにかく分かりやすい


 Besiegeを紹介する時に、楽しいという評価の仕方は正当ではない。確かに思い思いの兵器を動かせる喜びは強く、物理エンジンの挙動は反動を意識させられるほどのデキだ。しかし、それらの挙動を楽しむ時間は短く、ゲーム中の大半は兵器を作るという創作の時間に占められる。
 目標クリアに掛かる時間はおそらく平均しても一分もないだろう。テンポよく進んでしまえば全てのステージをクリアするのに一時間も掛からないかもしれない。常にあるのはトライアンドエラーの一言だ。
 それでも多くのユーザーを惹きつけて離さない理由はBesiegeというゲームが与えてくれる環境が心地よいからに他ならない。

空飛ぶ兵器から実在したカタパルトまでその自由度は果てしない


 Besiegeはユーザーを集中させるための環境づくりが非常によくできている。
 冗長なパラメーターなどは存在しないし、失敗に対するペナルティなどもない。必要最低限のツールと、分かりやすいアイコンは簡素ながらも、どこに何があるのかはっきりとしていて使いやすい。。ゲームの挙動も軽く、実働モードから一瞬で創作モードに戻れるなど、トライアンドエラーを重ねることへの精神的負荷の軽さは、長時間の創作を容易にさせてくれる。
 稼働パーツひとつひとつに好きなキーを割り当てられるなど、創作ごころをくすぐられる基本を忘れていない部分も心地よく、好印象だった。
 
必要なのは想像力だけだ


 ミッションの目標もテーマが同じものでも、ひとつひとつが全く異なる味を持っており、その都度、まったく違うアプローチを求められるというのも『作る』ということを深く意識させられる。
 
迷った時はYouTubeにアップロードされている面白奇怪兵器動画を見よう


 Besiegeは作ることを喜び、それが動くことに楽しみを見出すゲームであって、作ったものを動かすことに喜びを感じるゲームではないのかもしれない。
 
あらゆる挙動をテストするためだけのマップも


 ゲーム自体の問題としては早期アクセスゆえの小さなバグと、オブジェクトが増えすぎると負荷が増す部分、プレイできるゲームモードならびにミッションの少なさだろうか。
 アップデードごとに価格が上昇していくという方針が取られているので、もしも興味があるのなら、手早く購入することをオススメする。物づくりが好きなユーザーには素晴らしい体験をプレゼントしてくれることだろう。
 

没入感:普通
ストーリー:-
グラフィック:やや低い
戦闘の魅力:低い
リプレイ性:非常に高い
PC負荷:普通
問題:オブジェクトが増えるとゲームが重くなる点
総合:7/10

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