四人の生存者はゾンビだらけの街や森から脱出するため、ゴールに向かって進んでいく、という内容になる。
クリア時間は20時間。四人COOP型FPS。PC負荷は低い。
時折、大挙して押し寄せてくるゾンビの群れを協力しながら迎え撃つ快感は何度プレイしても飽きることはない。ゾンビの配置や物資の位置は(時には通路すら)常にランダムに設定されており、同じマップであっても常に新鮮味を感じさせてくれる設計になっている。
敵の種類も豊富で、雑魚、中ボス、大ボスと分かりやすく味付けされている点も飽きさせない要素のひとつだろう。モードやマップも豊富で、どれも密度が高い。
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| 特殊なゾンビ、ウィッチは一定時間以上、近づくと即死攻撃を仕掛けてくる |
COOPゲームの魅力といえば敵がBOTであるため、どんなミスをしても心理的負担が少ない部分と「自分がいるおかげで仲間が助かる」という快感を得られる部分だろう。
ゾンビが仲間に攻撃を加える前に倒すことができれば、それがゲーム内で表示され、ダウンし、動けなくなった仲間を助け起こせば、否が応でも自分の存在感が増す。L4Dはそういった「自分がいつ、どんな活躍したのか」ということが全体に常に分かるようになっている部分が、何度もプレイしたくなる要因のひとつなのだろう。
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| 背後の攻撃のみしか受け付けない特殊な雑魚ゾンビ |
完璧な作品の印象を一転、敵対プレイヤーが存在するVSモードはユーザーライクとは言いがたい。ひとつの些細なミスがチーム全体の敗北に繋がるため、堅実な行動以外は取ることができず、“一見さんお断り”の雰囲気が強い。
チームの敗北が確定すると、それ以上は時間の無駄とばかりにゲームをフィナーレまで進ませず、プレイヤーが突如ログアウトしていくことなどザラだ。下手なプレイヤーが味方にいるだけで、仲間が“落ちる”こともある。一回のミスで投票が始まり、kick(強制退場)されるといったことも珍しくないため、心の弱いユーザーにはオススメできない。
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| ゲームのキャンペーンはどれも映画という“てい”で始まり、お約束も多い |
大規模なアップデートによって、前作のマップやキャラクターを取り入れたため、前作を購入していなくても作品の全てを楽しむことができるようになったのは嬉しい追加だ。
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| 前作のキャラクター |
発売から数年経った今でも、アクティブユーザーは多く、MODやカスタムマップの製作も人気だ。値段以上の面白さを提供してくれることは保証する。
没入感:やや高い
ストーリー:普通
グラフィック:普通
戦闘の魅力:高い
リプレイ性:非常に高い
PC負荷:やや低い
問題:初心者に優しくないVSモード
総合:9.5/10









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