シングルプレイ専用のゲームをたくさんのプレイヤーと共有できたなら。そんな思いを実現させようとしたCOOP化MODの歴史は深く、今回レビューするObsidianConflict(以下OC)も、その思いを現実化させたMODのひとつになる。
悪ふざけも少なくない |
OCはHalf-life2を多人数でプレイするためのMODパッケージだ。
通常のシングルストーリーを多人数で楽しむことも可能だが、基本的にはパッケージングされたファンメイドのマップをプレイするという流れになる。
マップの最大参加人数はサーバーによって違うものの、多くは10人以上であることが多い。
アドベンチャーテイスト溢れるマップから、FPSライクなマップ、馬鹿馬鹿しいミニゲームに溢れたマップなど多種多様なステージが用意されている |
作成されたマップはどれもシングルクリアは難しいものが多く、また敵の数や設定も通常のものとは違うため、必然的に協力プレイを余儀なくされることが多い。
難易度ゆえに、死ぬことは多いものの、死によるペナルティは存在せず、すぐに復帰できるテンポの良さは、長いマップを継続する上で非常に重要だった。
たくさんのプレイヤーとゲーム内のボイスチャットで連絡を取りながら右往左往し、死んでしまったことを笑える独特の“お祭り感”はストレスが少なく、心地よい。
NPCに殺されているというよりも、マップないしマップの製作者に殺されているという感覚が強かった。
問題点といえば流石に古臭くなったテクスチャ周りと、敵キャラクターの貧弱さだろうか。
HL2のCOOPMODでお馴染みの味方の傷を治す回復キットやももちろん導入されている。 |
Seven Co-opを始めとする多人数参加型MODは画期的であるのと同時に、常にパソコンのスペックや回線速度との兼ね合いを気にさせられていたが、現在は特に気にする必要もないだろう。
導入にはHL2と無料のTeamFortress2があればプレイできるすることができる、とのことだが、隅々まで問題なく遊びたいのであれば、CS:S、EP1、EP2、TDM等のインスールは必要かもしれない。
未だにアクティブレイヤーも多く、日本鯖もわずかながら存在している。もしもHL2を持っていて遊んだことないというユーザーがいるのなら、是非ともプレイしてもらいたい。
没入感:低い
ストーリー:評価しない
グラフィック:低い
戦闘の魅力:低い
リプレイ性:やや高い
PC負荷:低い
問題:全体の安っぽさと変わり映えのしない敵の動き。
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