GreenLightを見事通過しながらも、発売日の延期を経験し、先日ついに発売されたAirControl(以下AC)を不本意ながらもプレイした。
[Next]の文字を押さないと延々続く |
ACをどんなゲームかと説明するのは難しい。ACは時に飛行機シュミレーターであり、時にFlappyBirdであり、時にキャビンアテンダンドシミュで、時にテロリストシュミレーターでもある。はっきりいえば、無茶苦茶なゲームだ。
内容は延々ループしていくもので終わりがない |
目的が定まっていないというのはまだいい。そういったバカバカしさや、雑多なゲームも時にはプレイヤーを楽しませてくれる。
一番の問題は完成品ではないということだ。バグやフリーズは仕方ないにしろ、ACではゲームの視点移動とマウストラッキングが未完成なため、プレイヤーは画面外にマウスカーソルが移動してしまわないように時折、画面に配置された[LooK Cursor]をクリックして画面中央にカーソルを戻さなければならない。
テロリストシュミレーターもマップが異常に狭く、正確無比な自動砲台のごとく遠距離から敵が銃を撃ってくるため、即死しやすい。すぐにリスポーンするものの、敵はそんなことはお構いなしに撃ち続けているため、復活してもすぐ死んでしまう。
時折、合間に挟まれるFlappyBirdテイストのゲームもスコアが表示されるわけでもなく、延々とそれが続くため、初見プレイでの疲労は必至だ。
リスタートを押すとほぼ確実にフリーズする仕様はいかがなものか |
唯一の良心といえば、飛行機シュミレーター だろうか。単純に飛行機を操作して、目的地まで到着することが目的なのだが、飛行機の挙動は流石といったもので、よくできていた。
しかし、操作性に難があり、飛行機を飛ばすまでが長く、テンポが非常に悪いため、 よほどの飛行機好きでなければ、苦痛なくしてプレイはできない。
友人の苦痛な顔を見ることが目的というならば別だが、純粋に楽しむために購入を検討しているのなら、辞めた方が賢い選択といえる。
没入感:低い
ストーリー:-
グラフィック:低い
戦闘の魅力:非常に低い
リプレイ性:非常に低い
PC負荷:高い
問題:意味不明さと未完成な点。
総合:2/10